マンスリーマンションは週単位、ウィークリーマンションは月単位で借りることが出来る物件の総称です。
中にはマンスリー契約とウィークリー契約を選べる物件もありますが、いずれの場合も部屋の中には家具が備えられている、生活に必要な電化製品などが完備してあるので、借りた時からすぐに生活をスタート出来る魅力を持ちます。
さらに、一般的な賃貸マンションとは異なり、入居時に高額な敷金や礼金、仲介手数料などの費用が要らない、家具類が備えてあるため引越しも不要などのメリットもあります。
また、一般的な賃貸マンションやアパートなどでは契約期間が2年間のケースが多く、短期利用の場合でも借りることは可能ですが、敷金や礼金などの無駄が生じることになります。
その点、マンスリーマンションやウィークリーマンションは必要日数分だけの賃料を支払えば良いので無駄にならずに済むわけです。
ウィークリーマンションやマンスリーマンションの賃料は、日数計算で算出されるようになっており、1日分の賃料に光熱費や管理費などを利用日数分掛け合わせ、これに初期費用として必要な契約手数料や退去後の清掃費を加算した金額になります。
不動産投資の収益や税金を確定申告するには
マンスリーマンションやウィークリーマンションは一般的なマンションと比べると回転率が高くなるなどからも不動産投資で行う人も多くなっています。
不動産投資の収益や税金を確定申告する時には、不動産所得として確定申告することになります。
しかし、マンスリーマンションやウィークリーマンションの場合は、法的な定義がなくあいまいな状態です。そのため、事業所得として計上するのが一般的と言われています。
ちなみに、社員寮や寄宿舎などのような従業員から受け取る賃料、旅館やホテルなどのような人的役務の提供事業による所得は事業所得で計上をします。
観光地や海水浴場などにあるバンガローなどのように、シーズンに合わせて解体や移設、格納出来る簡易的なものの利益についても事業所得もしくは雑所得で申告することになります。
マンスリーマンションやウィークリーマンションは賃貸マンションやアパートとは性質そのものが異なるため、利益の計上の仕方が異なります。賃貸の場合には不動産所得で計上を行えば良いわけですが、週単位や月単位で貸し出す部屋は一種のホテルなどのような宿泊施設と賃貸の中間的な存在などからも事業所得で計上するわけです。